サンドイッチ方式やキャストモールド製法などのカラコン製造方法いついて
カラコンのレンズの種類
視力矯正用のコンタクトレンズとしてではなく、ファッションのひとつとしてカラコンを装着する方は最近多くなってきました。
カラコンの種類はひとつではなく着色部分や方式によっていくつかの種類に分かれています。
着色部分による分類としてはレンズの縁だけに着色が施させれているタイプと瞳部分以外の部分全てに着色をほどこしたものの2種類に分類されます。
フチ部分のみの着色レンズはサークルレンズ・リングレンズと呼ばれています。
またカラコンは製造方式や方法によってもタイプが分類されています。
方式ではサンドイッチ方式・浸透方式・プリント方式の3種類に分類されます。
製造方法での分類ではキャストモールド製法・セミキャストモールド製法・スピンキャスト製法の3種類に分類されています。
方式としてはサンドイッチ方式、製法としてはキャストモールド製法がカラコンの主となっています。
サンドイッチ方式やキャストモールド製法などのカラコン製造方法について
それではサンドイッチ方式:・キャストモールド製法がどんなものかを簡単に説明したいと思います。
サンドイッチ方式はコンタクトレンズを形成する素材の間にカラコンの素となる色素を挟み込んで作り上げる方式です。
色素が内側に挟み込まれており、内包性の高さから広く使用される方式となりました。
その他の浸透方式・プリント方式では色素の内包性に問題があり、あまり使用されていません。
キャストモールド製法はプラスチック製品の製造と同じ方法でモールド(型)の中にカラコンの原料を投入し凹凸型で挟み固めて成型をする方法です。
キャストモールド成型したレンズに加工を加えて完成させるセミキャストモールド製法も一般的にはモールドキャスト製法として分類されます。
製法的には簡単で品質も安定しているキャストモールド製法が主流になったのはある意味必然と言えるかもしれません。
他の製法としてはモールドの凹型が高速回転し回転速度・原料の数量によって度数を決めていくスピンキャスト製法があります。
カラコンを選ぶ際の知識として参考にしてください。